お茶碗にご飯粒がくっついてきれいに食べられないことありませんか。
家ではいいとして、家以外で誰かと一緒に食事をしていて茶碗にご飯粒を残さないように結局きれいに取れず残ってしまい、見た目も悪くマナーが悪いと思われるのは恥ずかしいです…
また、ご飯粒を取ろうとしてかえって食べ方が汚く見えたり、ご飯粒がつぶれて茶碗を汚してしまったりすることもあります。
そうなると、いざ洗う時に取れにくくて面倒なことになってしまいます。
だったら茶碗につかない食べ方を身に着けておきたいですね。
今回は、茶碗にご飯粒がついてしまう理由と、解決する方法についてお話しします。
茶碗にご飯粒がつく原因
ご飯粒が茶碗につくのは、ご飯が冷えると粘り気が出るからというのが一番の原因ですが、それぞれを見ていきましょう。
食べ方
ご飯を食べるとき、箸で中央にご飯を集めて寄せながら食べると、ご飯が冷えて硬くなる前に食べ終われますが、ご飯を集めず無意識に食べていると、食べ終わり頃には冷えたご飯粒が接触した茶碗の面にくっついてしまうのです。
茶碗の中でご飯を中央に集め寄せているときに、無意識にでもご飯粒をつぶしてしまうと、その粒が茶碗くっつきやすくなってしまいます。
食べるのに時間がかかっている
食べるのが遅いと、ご飯が冷めて粘り気が増し、結果として茶碗にご飯粒が残りやすくなります。
ご飯がまだ温かいときは、水分が蒸気になって米粒を覆っているので、茶碗につきにくいのですが、ご飯が冷めると、その蒸気の膜が消えてしまい米粒が乾燥して粘着力が強くなるため、くっつきやすくなるのです。
人と話をしながら食べてたりすると、食べ終わるころにはご飯が冷えてしまい茶碗にご飯粒がくっつきやすくなってしまいます。
炊き方
ご飯が冷えると、水分が蒸発してご飯が硬くなり、粒が茶碗にくっつきやすくなります。
硬く炊いたご飯は特につきやすい傾向にありますが、かといって柔らかく炊いたても解消はしません。
柔らかいご飯は水分を多く含むため、食べているときにご飯粒がつぶれて粘りが出やすくなるため、飯を硬めに炊いても柔らかく炊いても、結局は茶碗につくことがあります。
茶碗
ご飯粒が茶碗についてしまうのには茶碗の素材が関係します。
表面がツルツルしている茶碗では、ご飯粒が茶碗の面につきやすいので取れにくくなります。
逆に、表面がざらざらして凹凸がある茶碗だと、空気が入りやすく、ご飯粒が取りやすくなります。
くっつかないしゃもじがわかりやすい例えですが、表面に凹凸があることで、よそう時にご飯粒がつきにくいですよね。
今は100円ショップでもご飯粒がつきにくいデザインの茶碗が販売されていますので、探してみるのもいいですね。
茶碗にご飯粒がつかないように食べる方法
次に解決策を見ていきましょう。
ご飯が温かいうちに食べる
温かいご飯は茶碗にくっつきにくいので、ご飯が温かいうちに食べるとつきにくいです。
一度によそう量を少し減らして、必要ならおかわりをするようにすれば、ご飯をいつも温かいうちに食べることができるので、つかないようにするためにも、また、温かいご飯を食べ続けられるためにもいいですね。
途中で茶碗のご飯を返す
茶碗に盛ったご飯を片側半分くらい食べます。
食べている片側の面にもご飯粒が茶碗についていますが気にしなくて大丈夫です。
半分ほど食べ終わったら、残っている側のご飯を食べた側に茶碗の中でくるっとひっくり返します。
ご飯が残ってた側はきれいに取れて、食べた片側は残っていたご飯部分も返した側の水蒸気のおかげで比較的きれいに取れます。
食べるのに時間がかかってご飯が冷めるかなと思ったときは、冷める前に何度かひっくり返してくださいね。
お茶やみそ汁などをかける
食後の茶わん洗いもお米が取れやすくて合理的!
と思いますし、ご飯にみそ汁をかける「猫まんま」という言葉もあるくらいなのでOKと思ってしまいがちですが、不快に感じる人は多く、基本的にはマナー違反です。
他の人が不快に感じないよう配慮することが大切です。
お寺での食事作法には、食べ終わった後の茶碗にお茶を注いでお漬物で拭うという伝統がありますが、あくまでこれはお寺のルールです。
茶碗にご飯粒がつかない食べ方マナー!くっつく原因と解決の方法のまとめ
今回は、なぜ茶碗にご飯粒がくっついてしまうのかの原因や理由、そして対策方法についてお届けしました。
ご飯が付きにくいお茶碗を使うというのが簡単ですが、外で食べるときのことを考えると日ごろから茶碗にご飯粒がつかない食べ方を身に着けておく方がよさそうです。
いろいろな方法をご紹介しましたが、温かいご飯は茶碗につきにくいというのが基本です。

私は洗う時に茶碗についたご飯粒をすぐに落とす方法として熱めのお湯をかけます。
冷めるのを考えながらよりも、一口食べるたびに茶碗の米粒を掻き寄せ、まとめながら食べれば茶碗について残ることはほとんどはないスマートな方法なので、日ごろからやってみて身に着けるといいですね。