パスタはその手軽さと美味しさで、日々の食卓に欠かせない存在です。
忙しい日々を送る中で、パスタを多めに茹でて保存しておくことは非常に便利です。
しかし、保存している間にパスタが伸びたり、風味が落ちたりするのをどうにか防ぎたいと思うことはありませんか?
仕事が遅くなって作るのが面倒な時や、すぐに食べたい時は本当に便利です。
ここでは、そんなパスタの保存法と再加熱のコツをわかりやすく解説します。
パスタが伸びる原因とその対策
茹で時間の短縮
茹であがった麺の表面には多くの水分が残っています。
パスタが伸びてしまう一番の原因は、時間が経つにつれて水分が麺に吸収されてしまうのです。
そのため、アルデンテ、つまり歯ごたえが残る固めに茹でることが重要で、これにより、水分を吸収しても、麺が伸びたと感じるほどにはなりません。
塩の使用
茹でる際にお湯に塩を加えることも効果的です。
塩は水温を上げるだけでなく、パスタの表面を固め、水分が内部に浸透するのを防ぎます。
標準的な比率としては、お湯1000mlに対して塩15gが推奨されますが、味への影響はほとんどないため、心配無用です。

塩の量が多いと感じますが、これだけ入れてもしょっぱさは感じません
冷水での処理
パスタを茹で上げた後、すぐに冷水で洗い流すことも一つの手です。
これにより、パスタの表面の糊質が洗い流されるのと共に、麺の温度が下がり冷却されることで、麺への水分吸収が少なくなります。
茹でると出てくる表面のでんぷん質を落とすと麺がくっつきにくくもなって一石二鳥です。
保存方法と持続性
冷蔵保存
作り置き用に冷ましたパスタは冷蔵庫で1~2日で食べてしまうのが理想です。
これ以上の保持は風味の劣化や傷みが懸念されるため、できれば冷凍保存をお勧めします。
冷凍保存
長期保存を考える場合は、冷凍が適切です。
パスタをオリーブオイルで軽くコーティングし、食べやすい量を小分けにしてジップロックやラップで包んで冷凍します。
解凍時は、直接熱湯をかけてソースと共に再加熱すると、手軽に食べられます。
温め直しのコツ
電子レンジ使用時
電子レンジでパスタを温め直す際は、少量の水を加えることで、乾燥を防ぎながら全体を均一に温めることができます。
水の量は大さじ1~2くらいでいいですが、乾燥の程度に応じて調整しましょう。
フライパンで温める
より美味しく温めたい場合は、フライパンを使います。
パスタを直接熱したフライパンに入れる前に、ソースを温めてから加えると、麺が焦げることなく、均等に温まります。

その前に電子レンジで軽く解凍すると時短になりますよ。
ソースとの合わせ方
パスタとソースは、食べる直前に合わせるのがベストです。
特にクリームソースやトマトミートソースなど、水分が多いタイプのソースを使用する場合、パスタに先にソースを絡ませてしまうと、麺がソースの水分を吸い込んでしまい、伸びやすくなるため、食べる直前にソースと混ぜ合わせることが理想的です。
ナポリタンの作り置き
ナポリタンのようなケチャップベースのソースを使ったパスタは、作り置きしても美味しく食べられます。
ナポリタンは、麺が柔らかめでも伸びた感じを感じず、ソースがより染み込むことで美味しさが増します。
ソースと別々にしておく必要もないためすぐに食べられ、作り置きに最適です。
帰宅が遅くなった時や、お休みの日のランチなどすぐに食べたい時に温め直すだけのナポリタンの作り置きはかなりおすすめです!
パスタの作り置き!冷凍&冷蔵OKの伸びない保存と温める方法のまとめ
作り置きパスタの麺が伸びないようにするためのコツはいくつかありますが、主には茹で時間を短くし、塩を多めに茹で、冷水で急冷することが基本です。
これにより、食感を保ちつつも、出来あがりの品質を保つことができます。
また、冷凍保存は長期間の保存に適しているので、適切な解凍方法を用いれば、作り置きしたパスタを新鮮な状態で簡単に食べることができるのでとても便利です。
温め直しの際は、電子レンジかフライパンを使い、水分を適切に加えることが、乾燥を防ぎつつ美味しさを最大限に引き出すポイントです。
茹で方や茹でた後に少し手を加えるだけで、忙しい日々でも常に美味しいパスタを楽しむことができるのでぜひ試してみてくださいね。