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「様」と「さま」漢字とひらがなの違いは?正しい使い方と注意点!

「様」と「さま」漢字とひらがなの違いは?正しい使い方と注意点! 言葉の疑問
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仕事上で取引先などと使うことも多いメール。

ふと気になったことがあります。

それは「さま」と「様」の違いと使い方。

宛名に「様」と書いてある時と「さま」と書いてある2つのパターンがあります。

正解や適切な使い分けがあるの?と思ったので調べてみました。

敬称の「様」と「さま」どちらが正しいの?

結論から言うと

「様」と「さま」のどちらを使うかに正しい答えはありません。

どちらを使っても間違いではないということです。

会社などでは普通、決められたルールに従って文書やメールを作成します。

ただ、実際に「さま」を使うと、なぜ漢字ではないのかと疑問に思う人もいるようです。

それでは「様」と「さま」はどのような違いがあるのか、なぜ両方の書き方があるのかを見ていきましょう。

「様」と「さま」の意味

漢字の「様」はもともと「様子」や「ありさま」などを意味する言葉で、ひらがなの「さま」は「あなた」という意味で使われていました。

「様」と「さま」が同じ読み方だったことから、「さま」を敬称として人の名前の後につける場合に「様」の漢字を使うようになりましたが、元々の「様」には敬意を表す意味はありませんでした。

「様」という漢字は、個人的な手紙やビジネス文書での宛名に広く使用されています。

この敬称は、相手の性別、年齢、役職や地位、または送り主との関係に関わらず、どんな人の名前の後にも付けることができます。

「さま」を使うようになった背景

このような歴史的な背景があるため、場合によってはひらがなの「さま」を使うこともあります。

記者ハンドブック

皇族の名前の後ろには通常、「さま」とひらがなで表記されます。
共同通信社の「記者ハンドブック 新聞用字用語集」によると、

記事内で「様(さま)」を使うのは、王様や殿様など漢字で書かれることが多い習慣の敬称

といった内容の記載があります。

一方で、お客さまや奥さまのような言葉や皇后さま、皇太子さまといった皇族の敬称はひらがなで書くように指針が示されています。

記者ハンドブックとは、新聞記者が常に携帯するべきとされるほどの便利なツールのガイドブックで、正確な文章の表記や一貫性を保つために各報道機関で作られています。

ただし、記者ハンドブックは新聞記事を書くためのガイドブックであり、教科書ではありません。

記者ハンドブックは市販されています

見た目

漢字の名前の後に「様」という感じを使うことで

  • 読みにくい
  • 堅苦しく感じる

ということも言われ「さま」とひらがなにすることで

柔らかい表現
親近感がもてる

とも言われます。

確かに

  • 田中花子様
  • 田中花子さま

と並べて見るとひらがなの「さま」の方が見やすくやわらかな印象となります。

ただ、

  • 田中花子 様
  • 田中花子 さま

と苗字と名前、名前と「様」「さま」の間にスペースを入れるだけでも見やすくなりますね。

ビジネス文書や手紙の宛名とメールの違い

ビジネス文書で「様」と「さま」のどちらを使ってもいいのかというと、少し考え方は違ってきます。

メールでは「さま」の使用も受け入れられますが、一般的なビジネス文書や手紙の宛名では「様」を使用するのが一般的で、多く見られます。

「様」以外の敬称との使い分け

宛名に用いる敬称には「殿」「御中」「各位」などがあります。

その他の敬称との使い分け方を確認していきましょう。

殿

敬称「殿」は昔は「様」と同じように、人の名前の後によく使われていました。

しかし、今では「殿」は通常、目上の人が目下の人に使う言葉とされていて、ビジネスの場では取引先に使うと失礼にあたることがあります。

また、少し堅苦しい印象を与えるため、普通は「様」を使うことが推奨されています。

賞状などに使われる「殿」

表彰状や感謝状で「殿」という敬称が使われることがあるのには理由があります。

通常、これらの文書は上位の人から贈られるものです。

敬称がつけられないこともありますが、「様」という言葉を使わずに、「殿」という敬称が用いられることがあります。

各位

「各位」という敬称は、複数人に向けて使うときに便利で、「皆様方」とほぼ同じ意味を持ちます。

これは、個々に「様」を付けるのとは違い、文書や手紙が複数の人を対象にしている場合に使われます。

「各位」は複数の受取人に対する敬語としての役割を果たすため、普通は「様」と一緒には使いません

例えば「関係者各位」という表現がよく用いられます。

返信用の宛名「行」や「宛」

手紙の宛名に「行」や「宛」を記入するのは、自分の住所を書いて返信を自分に送ってもらいたいときです。

これは「様」のような敬称と違って、自分に関する謙虚な表現です。

「行」と「宛」の選び方に厳しいルールはないですが、通常、団体や機関に送る場合は「行」を、個人宛てには「宛」を使用することが一般的です。

「様」と「さま」漢字とひらがなの違いは?正しい使い方と注意点!のまとめ

敬称「様」は私たちの日常に欠かせないもので、郵便物、ビジネス文書、普段の会話などでよく使います。

だれにでも適用されるこの言葉は、人名の後によく付けられますが一方で「殿」という敬称もありますが、これは通常、上司が部下に向けて使うもので、ビジネスの場では相手に失礼がないよう気をつける必要があります。

「様」は公式の場では漢字で書き、親しい関係では「さま」とひらがなで書いて柔らかい印象をを表現することもあります。

封筒やハガキの宛名には「様」を漢字で書くのが一般的です。

メールでは「様」か「さま」のどちらを使っても基本的に問題はありませんが、メールを送るときは自社の規則に沿って、返信するときは相手の書き方に合わせるのがベストです。

敬称を適切に使い分けることで、スムーズで気持ちのいいコミュニケーションを取っていきたいですね。