スーツケースを選ぶときは、見た目も大事ですが、使いやすさもとても重要です。
特に出張が多い人には、パソコンを入れたいけど簡単に出し入れもしたいと思うのではないでしょうか。
今回は、フロントオープン型スーツケースのいいところと気をつけたいところ、一般的なトップオープン型と言われるスーツケースの違いを調べてみました。
フロントオープン型スーツケースとは？
フロントオープンの基本構造
フロントオープン型スーツケースは、前面が開くタイプで、中の物がすぐに取り出せます。
このおかげで、旅行中にさっと何かを取りたい時、例えば空港でのセキュリティチェックや急にパソコンや書類が必要になった時などにとても便利です。
普通のスーツケースと違って、全てを開ける必要がないので、必要なものだけを簡単に取り出せる点が大きなメリットです。
フロントオープン型にも種類があって、フロント部分が全体に開くものと上部だけ開くものがあります。
フロント部分が全体に開くもの
フロント部分上部だけが開くもの
トップオープン型スーツケースとの違い
フロントオープン型スーツケース
他のタイプに比べて使いやすく、出張や短い旅行で荷物をサッと取り出せるのでパソコンなどの出し入れをしたい方には便利です。
また、フロントオープン型スーツケースは仕切りが多いので、小物や大事な物をきちんと整理して収納できます。
トップオープン型
シンプルで丈夫な作りになっていて、長い旅行やたくさん荷物を持っていく時にいいですね。
丈夫さを重視する人には、トップオープン型がよく選ばれます。
出張における必要性
出張のときはスーツや書類、PC、携帯用バッテリーなど、よく使うものをパッと取り出すことが多くなりますね。
フロントオープン型スーツケースは、こうしたものをサッと取り出せるのでビジネスシーンで特に役立ちます。
また、このタイプのスーツケースには、USBポートやPC用の収納スペースがついているものもあり、忙しいビジネスパーソンにはとても便利です。
フロントオープン型スーツケースのメリット
荷物の出し入れが簡単
フロントオープン型スーツケースは、カバンを全開せずにサッと必要なものを取り出せるので、空港や駅のセキュリティチェックでとても便利です。
たとえば、スマホや財布、書類などよく使うものを前面のポケットに入れておくと、取り出しが楽なので別にPC用や書類用などのバッグが不要になります。
コンパクトな収納スペース
フロントオープン型スーツケースは、設計が工夫されており、収納スペースが整理整頓しやすい構造になっています。
ポケットや仕切りが多いモデルが多いため、小物類もすっきり収められます。
このような作りのおかげで、中の物がどこにあるかが一目でわかるので取り出しやすいです。
機内持ち込みに最適なサイズ
多くのフロントオープン型スーツケースは、飛行機の中に持ち込めるサイズで作られていて、移動中の荷物の管理が楽です。
国内外問わず短い出張や旅行にとても便利です。
航空会社の規定に合わせて作られているものが多いので、そのまま機内に持ち込むことができます。
また、軽い作りのスーツケースが多く、持ち運びがラクです。
フロントオープン型スーツケースのデメリット
強度についての懸念
フロントオープン型スーツケースは開け閉めする部分が複雑なので、耐久性がトップオープン型と比べて少し劣ることがあります。
荷物をたくさん入れすぎるとファスナーや、ケースの本体とフタをつなぐ重要なパーツのヒンジに負担がかかり壊れやすくなる可能性が高くなったり、フレームの構造上、強度がやや弱いこともあるので、重い荷物は気をつける必要があります。
荷物の収納力
フロントオープン型スーツケースは、前面のポケットが内部の主要な収納スペースの一部を使っているため、メインのスペースが狭くなることがデメリットです。
例えば、パソコンなどを入れる大きな前面ポケットがあると、メインの収納部分が狭くなってしまいます。
もし服など、たくさんメイン部分に入れたいものがあるなら、前面ポケットが小さいものや、サイズ調整ができるスーツケースを選ぶといいでしょう。
機内持ち込みの制限
フロントオープン型スーツケースは便利ですが、飛行機に持ち込む時のサイズ制限に気をつける必要があります。
航空会社によって持ち込みサイズのルールが違うので、使う航空会社によって微妙にサイズオーバーとなる場合もありますので、事前確認が大切です。
特にヨーロッパの航空会社はサイズ制限が厳しいことが多いです。
また、スーツケースのモデルによっては外ポケットが出っ張っているためにサイズオーバーになることもあるので、その点も注意が必要です。
価格帯の幅広さ
フロントオープン型スーツケースは、種類やブランドによって値段がかなり違います。
安いモデルから、高い機能とデザインを兼ね備えた高価なモデルまで色々あります。
高機能モデルでは耐久性を強化するための特殊な素材や、防水性能、静音ホイールなどが採用されており、これが価格に反映されています。
一方で、予算を抑えたい場合でも、実用的なモデルを見つけることは可能です。
購入時には、機能と価格のバランスを考えて選ぶことが大切ですね。
出張に最適なフロントオープン型スーツケースの選び方
容量とサイズのチェック
出張の日数や持って行く荷物の量に合わせて、スーツケースの大きさと容量を選びましょう。
たとえば、1泊2日の短い出張なら、20リットルから30リットルの小さめのスーツケースでも十分な場合があります。
3泊以上や持っていく荷物が多い場合は、40リットル以上の大きいスーツケースが必要になることもあります。
さらに、飛行機に持ち込む場合は、航空会社の持ち込み規定に合ったサイズを選ぶことが大切です。
機能性を重視したモデル選び
特にビジネスで使うなら、PCを入れるクッション付きのポケットや、スマホを充電できるUSBポートがついているモデルが便利です。
また、盗難防止のためのTSAロックや隠しポケットがあるスーツケースもあり、貴重品を安心して入れておけます。
雨の日にも安心な防水加工が施されたスーツケースもあるので、天気を気にせず使えます。
スーツケース代表的なブランド
信頼できるブランドを選ぶことで、耐久性や使い心地もアップします。
スーツケースの代表的なブランドには、リモワ、サムソナイト、プロテカなどがあります。
リモワ
高級感のあるデザインと軽量で頑丈なアルミ製モデルで知られていて、長期の出張や使う頻度の高い利用に最適です。
サムソナイト
幅広い価格帯とデザインが提供されていて、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応したスーツケースを見つけることができます。
プロテカ
日本国内での人気が高く、機能性と耐久性に優れた製品を多数揃えています。
最近は新しいブランドも出てきて、モダンなデザインで手頃な価格のスーツケースが増えているので選択肢が広がっています。
フロントオープン型とトップオープン型の比較
使用シーンによる違い
フロントオープン型
フロントオープン型スーツケースは、荷物をよく出し入れするときにとても便利です。
たとえば、空港でチェックインするときや、パソコンなどをすぐに取り出したいときに役立ちます。
トップオープン型
長い旅行やたくさんの荷物を持っていくときに便利です。
収納スペースがフロントオープン型に比べ大きいので、よりたくさんの服やお土産をまとめて入れることができます。
さらに、トップオープン型は構造がシンプルなので、壊れにくいという利点もあります。
収納スペースの使い勝手
フロントオープン型
フロントオープン型スーツケースは、仕切りやポケットがたくさんあるので、物を整理しやすいです。
特に、ラップトップやタブレット、充電器などの小物を種類ごとに分けて収納することができるので、入れたものを探しやすくなります。
トップオープン型
トップオープン型は、スペースが広いので大きなものをまとめて入れられ、使い勝手がいいです。
仕切りが少ないので、例えば、スキーウェアなどの大きなアイテムもそのまま入れられます。
移動時の快適性
フロントオープン型
フロントオープン型スーツケースは、飛行機の機内持ち込みや電車での移動に便利です。
狭い場所でも簡単に必要なものを取り出せるので、短い移動やよく荷物を出し入れする時に役立ちます。
トップオープン型
トップオープン型は丈夫で、車輪やハンドルが壊れにくいので、長距離の移動や飛行機での預け荷物に向いています。
大きな車輪がついているモデルも多く、道が悪いところや階段でもスムーズに動かせます。
フロントオープン型を選ぶときの注意点
手荷物を増やしたくないからフロントオープン型のスーツケースにパソコンや小物を入れておきたいと候補に入れることが多いですが注意点があるのでしっかり確認しましょう。
パソコンサイズ
パソコンを入れる場合フロントオープンのスペースにパソコンは入るサイズなのか。
せっかくパソコンを入れたいから買ったのに入らないサイズだったなんてことは避けるため必ず入れられるパソコンサイズはチェックしましょう。
収納力
フロント部分に荷物が入る＝メイン収納がそれだけ少なくなっているということです。
持っていく荷物の量が全部入るのか、パソコンを入れたいという理由だけでフロントオープン型を選んでないのかを再度確認しましょう。
耐久性
フロントオープン型スーツケースは、本体の一部を切り取ってポケットを作っているので、丈夫な素材が使われていても普通のスーツケースよりも開口部の強度が少し劣ることがあります。
飛行機に乗る際に機内持ち込みではなく、預けるときは壊れやすいものや大切なものはフロントオープンの部分から他の場所に移しておいた方がいいです。
フロントオープン型のスーツケースは機内持ち込みが前提と考えていた方がよさそうです。
スーツケースのフロントオープン型は出張に最適？メリットとデメリットを調査 のまとめ
フロントオープン型スーツケースは、出張や短い旅行にとても便利です。
フロントオープン型は、荷物の出し入れがしやすく、整理も簡単なので、何度も荷物を取り出す必要がある時に役立ちます。
ただし、スーツケースを選ぶときは、収納力や耐久性、価格、飛行機の機内持ち込みができるかどうかなど、いろいろな点を考える必要があります。
また、ブランドや他の人の評価を比べて、自分にぴったりのモデルを選ぶことが大切です。
出張や旅行の回数や、持っていく荷物の種類によっても、どのスーツケースがいいかが変わってきます。
一度買うとそうそう買い直しもしないものなので自分に合ったスーツケースを慎重に選びたいですね。